久しぶりに実装ミスを発見す
だんだん気温が高くなってきた。
ふとした事で、バッテリーのフローティングチャージ用に自作した10A電源に触れたら変だった。
何が変かというと、ヒートシンクより本体があったかい。
そんなハズはないとケースを開けて調べてみたら電圧制御のダーリントンを駆動している中出力のトランジスターがちんちんに熱くなっていた。ダーリントンはサボっていてドライブ段が頑張っていたわけだ。

よくみて見たらダーリントンのBE間に入れてある抵抗の値が小さすぎて、小電流出力の領域ではダーリントンが働けない定数になっていた。かといってこの抵抗の値を上げると負荷がかかるほど電圧が上がってしまう結果になってしまう。(ダーリントンでもHfeは80くらい有るからね)

なんのことはない、ドライブからダーリントンを押すための直列抵抗を良く見たら小数点が入っているではないか。要するに部品を選択するときに大幅に値の小さい抵抗をチョイスした訳で、目が悪いというのは情けないミスを犯すもんだと反省。

本格的な夏を迎える前に気が付いて良かったが、去年の夏はどうしたんだっけ?
ろくに放熱もしていないドライブトランジスターが頑張ったことになる訳で、そんなに熱に強い半導体も有るんだなと関心した。まあパッチンという音とともに煙が出る前に処置できて良かった。



  • がたがたラジオ
  • 2014/06/06 (Fri) 20:48:39

返信フォーム





プレビュー (投稿前に内容を確認)