分野が違うけどAV機器の修理もやってるよ
AV機器も古くなると色々な劣化がおこる。
もっとも多く経験するのはメカを駆動するベルトかもしれない。
テープデッキやCDプレーヤーなど、メカ的に動きのある機構にはベルトが使用されていることが多い。
ところがメーカーも補修部品をストックしておくのに疲れてしまい修理受付をしてくれなくなるし部品の供給もしてくれなくなる。
そこで職人の出番が有る訳だ。
ベルトは伸びてスリップしたり長期保存の結果、形がついてしまって回転ムラを起こしたりする。
入手が困難になったときに重宝するのはバンコードというゴムベルトの代用品で、好きな長さに切って熱で溶解して接着するだけでベルトの代用品が出来上がる。
以前は使用されていたゴムベルトを5%くらい切り詰めて瞬間接着剤で接着していた。実はこれが結構な強度になり、今まで接着部が破断したことは皆無だ。今でも丁度良い太さのバンコードが無いときは瞬間接着剤のお世話になっている。

残念ながら、機器の中ですでに切れているベルトは破断箇所だけでなく全体が劣化していてバラバラに切れてしまうので瞬間接着剤による方法は通用しない。
そんな時はバンコードのお世話になるしかない。

部品が入手できなくなったら部品を作ればいい。
昔と違って便利なスグレモノが存在しているので有効活用したほうがいい。



  • がたがたラジオ
  • 2014/10/07 (Tue) 22:17:45

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