校正費用の請求がやってきた
少し前に計測器の校正をやった。
少なくとも2年程度の間隔でやった方が良いのだがお金との相談なので不定期になってしまっている。
一定期間が経過するとメーカーは受付けないので、別の業者に依頼するか持ち込んで校正する必要があるのだが、その費用が結構な額になる。
ほとんど動かす事もなく設置したままなのだが今回も意外とズレていて驚いた。みなさんは校正の頻度はどう管理されているのだろう?

計測器の管理で最も困るのはレベルの精度だ。
周波数基準は色々な入手方法があるので問題にならないがレベル基準だけはどうにもならない。
例えば感度計測などでよく利用するSSGの出力レベルが数dBmくるってしまっていたら評価が大きく変わってしまう。それはスペアナでも同様だ。

多くの場合は最大値や最小値を目安にするので絶対値を表明する機会は少なく、日々の活動で体感しているので「以前より良いな悪いな」という感覚的な検知はできるが、イザ「合格/不合格」となると話は違ってくる。出来栄えを正しく評価するには絶対値の精度も必要だ。

はたして計測器の活用効果と校正費用のバランスが良いかと問えば全く合理的でないと云わざるを得ないのが実情だが、信頼できる基準が無いと作業目標がなくなってしまい行き渡りバッタリの作業になってしまうので使わない訳には行かない。困ったもんだ(笑)。


  • がたがたラジオ
  • 2015/12/03 (Thu) 11:47:13

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